右翼テロで世間を震撼させた事件がある。
 社会党の委員長の浅沼暗殺事件の首謀者は何と17歳の若者であった。

 大日本愛国党に所属した山口二矢という右翼少年であったが、大江健三郎がセブンティーンという小説でモデルにもしていた。

 17歳の若者の右翼テロは世間を震撼させた。

 17歳といえば危険な若い世代に属していて、アメリカのゲームのレーティングでいえばモータルコンバットのような過激な暴力ゲームがプレイできる世代でもある。

 18歳以上になればエロ雑誌も購入可能ではあるし、20歳になれば成人式の以後はパチンコなどのギャンブルも判断年齢が解消されてプレイ可能だ。

 今回、右翼の山口二矢のことを取り上げたのは彼のおこした殺人事件とパチンコ店での殺人事件は同じように世間で激しい糾弾を浴びせたことを自分は知っているからでもある。
 どういうことか?
 
 それは右翼が国賊に天誅を!をテロをやれば、世間の目は厳しい。

 街宣右翼というか、右翼団体に所属している構成員が全員、殺人を肯定して事件をおこしているわけではない。

 日本国でも言論の自由は保障されていて、右翼だって街宣車に乗って北朝鮮を擁護している朝鮮総連や日教組や日本共産党は国賊売国奴である、ということで批判する権利はある。

 表現の自由とか言論の自由とか結社の自由は右翼も左翼もあるわけだが。

 同じようにパチンコで殺人事件をおこせば右翼テロをおこした大日本愛国党の山口二矢が民主主義を暴力で転覆した敵みたいにパチンコが街宣右翼のテロ活動のように悪いから社会の敵だ!という批判は激しくおこるものだろう。

 もちろん、パチンコで負けた人間が全員、右翼の山口二矢のように凶悪な殺人事件をおこしているわけではない。

 パチンコで暴力漫画の北斗の拳をやって負けた人間が腹いせに人を100パーセント殺害するわけでもないのと同じだ。

 しかし、世間のパチンコの殺人事件は右翼テロと同じような激しい批判を呼ぶ。
 

山口二矢(おとや)供述調書―社会党委員長浅沼稲次郎刺殺事件

中古価格
¥1,093から
(2015/11/2 18:18時点)

性的人間 (新潮文庫)

中古価格
¥1から
(2015/11/2 18:38時点)


 
 右翼が浅沼暗殺事件のようなテロをおこせば右翼団体は民主主義を破壊する危険な団体であって許してはならない!みたいな批判が当然、出る。

 右翼が殺人事件をおこせば山口二矢の所属した大日本愛国党の赤尾敏が悪いので右翼団体にこそ破防法を適応すべきである、という批判も出てしまうものなのだ。

 パチンコで北斗の拳で負けて殺人事件をおこせば、原因は暴力猟奇漫画の北斗の拳のせいであって、究極的に悪いのはパチンコ業界であって北斗の拳もパチンコ業界も破防法でつぶせ!みたいな批判はもちろんでる。

 街宣右翼の政治活動も漫画の北斗の拳も表現の自由はあるので規制せよ!というわけではないが、世間のパチンコがらみの殺人事件や暴力事件などは右翼テロのように厳しい批判しかない。

 今、パチンコやパチスロで負けが増えていて困った人は一度、冷静になって表現の自由とかレーティングとかの問題もしっかり考え直したほうがいい。

 世間の圧倒的な多数の人はパチンコ店で殺人事件がおきると北斗の拳のような暴力漫画にのめり込んだ人間が腹いせに右翼テロとか暴力団員の抗争事件のような最低の事件をおこしたとしか思っていないので激しく拒否感情を抱いているものなのだから。

 イメージだって最悪だろう。

 パチンコ依存症になるとどうもこの辺の理性的感覚が崩壊してしまうのではないだろうか?
 それがパチの怖さ。もちろんある!

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ギャンブル依存症へ
禁パチ仲間のために!